高齢犬の前庭疾患
本日もViViちゃんの病気についてお話します!
皮膚の肥満細胞腫の手術を無事に終え、元気に暮らしていたViViちゃんですが、ある日、お外に出ると全く元気がなく、首を傾けて動かなくなり、「ん?」と思い直ぐに病院へ!かかりつけのお医者さんに診察していただいたところ、『前庭疾患』と診断されました。
前庭疾患とは、体の平衡感覚を保つ器官に異常が生じた時に起こる病気で、高齢のワンちゃんに起こる原因不明の一過性の病気です。
主な症状は、
・首を傾けた状態が続く。
・同じ方向をぐるぐる回り続ける。
・ふらついたり、まっすぐに歩けなかったりする。
・目が左右に揺れる。
・吐き気を起こす。
などが挙げられます。
耳の感染症や外傷、腫瘍、中毒などが原因になる場合があります。主には高齢犬にみられ、数週間で改善することが多いです。
先生より「念のため、全身検査してみましょうか」と言われお願いをすると、さらにViViちゃんに消化器型の悪性リンパ腫が見つかりました。前庭疾患の発見をきっかけにお医者さんに全身検査をしていただいたことで、悪性リンパ腫の方は症状が出る前に発見して抗がん剤治療に入ることができたのです。これを不幸中の幸いと言うのでしょうか…(笑)
食いしん坊のViViちゃんも、このときばかりは食欲がありませんでした!
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前庭疾患は数日で治り、今も抗がん剤を飲んでいるViViちゃんですが、とっても元気!毎日お散歩とごはんとおやつを楽しみに楽しく過ごしております!